旧G3 DT/MTシリーズのオンボードビデオ画質改善


旧G3 DT/MTシリーズRev.2(後期型)のオンボードビデオ回路の画質は、お世辞にも良いとはいえません。かなり滲みが見られます。これは、ロジックボード上のビデオ回路のせいではなく原因となっているのは、パーソナリティーカード(オーディオカード、オーディオ・ビデオカード)なのです。Rev.2のパーソナリティーカードはAIO(オールインワン、別名アルテミス)と共用するため改良が加えられていますが、画質面ではこれが「改悪」となってしまっています。試しにRev.1のパーソナリティーカードを挿してみると滲みの無いきれいな表示になります。ここでは、簡単にRev.2のパーソナリティーカード(オーディオカード、オーディオ・ビデオカードに共通です)の画質を簡単にある程度改善する方法を紹介します。なお、この方法は、広く一般に行われているもので、私が考案したものではありませんが、ご存じ無い方のために御紹介するということをお断りしておきます。

 
パーソナリティーカードの表面です。矢印で示した2箇所の接点をテープなど(メンディングテープがベスト)で絶縁します。

 
こちらは裏面です。矢印で示した1箇所を同様に絶縁します。

 
以上の改造(というほども事でもないですが)で、かなりの画質改善が見られます。テープは、あらかじめ必要な寸法にカッターなどで(正確に)切っておきます。テープの先端は、裏側に若干回り込ませるくらいの長さにします。



 
ついでですが、オンボードの増設VRAMについて。

 
どれも、4MBのVRAMです。Aはメーカー不明、NECのチップが付いています。BはOWCで売っているもの。MICRON USAと書いてあり、COMPAQのラベルが貼ってあります。1個19ドルです。Cは加賀電子製。DはATI純正。CとDはATIのRAGE PRO使用のグラフィックカード(XCLAIM 3DとかVR)の増設用です。色々有りますが、どれもG3 DT/MTの増設用初代iMacの増設用RAGE PROカードの増設用に、全く共通して使えます。当然Bが一番安くていいですね。