換装前のCPUは、Melcoより出ていた G3/500 を FSB=83.3MHz、CPUは 6.5倍の
541MHz で使用。超安定動作していました。
G4 550 に換装後、CPUクロックを 8倍の 667MHzまで上げてみました。
キャッシュは 5:2 の267MHzです。
Gauge PRO 温度 N/A、L2 Cache も noneと表示されてしまいましたが、バージョンを
上げたらちゃんと表示されるようになりました。
ただし、温度表示は、ちょっと変ですね。
Apple システムプロフィールでは、二次キャッシュ無しと表示されてしまいます。
Norton System Info による比較結果。今回は日常使用での差を見るために、System
Infoの
推奨テスト条件では無く、常用環境での比較です。
1280×1024 32Bit Color、AppleTalk ON、機能拡張テンコ盛りの常用システムです。
ビデオの数値は、何故か G3の方が良いですね。
参考までに、同一クロック(540MHz)の場合、すべての項目で何故か G3 の方がわずかに
勝っていました。
Cinebench 2000 V1.0 Performance (G3 540MHz)
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Shading (CINEMA 4D) : 5.22 CB
Shading (OpenGL) :
5.81 CB
Raytracing (Single CPU): 6.97 CB
Raytracing (Multiple CPU): --- CB
OpenGL Shading is 1.11 times faster than CINEMA 4D Shading!
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Cinebench 2000 V1.0 Performance(G4 667MHz)
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Shading (CINEMA 4D) : 5.71 CB
Shading (OpenGL) :
7.48 CB
Raytracing (Single CPU): 7.61 CB
Raytracing (Multiple CPU): --- CB
OpenGL Shading is 1.38 times faster than CINEMA 4D Shading!
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CPU以外は全く同一条件での比較です。それなりに(Open GLは特に)向上しています。
CPUクロック、キャッシュレシオを変えてみた感じでは、キャッシュは(250MHzのチップを使用しています)292MHzで
やや不安定となりますので、その辺が限界かと思われます。
CPUは 667MHz以上は試していませんが、もう少し上まで行けそうです。667HMzでは、冷却さえしっかりしてやれば
問題なく動作するようです。現在、純正のヒートシンクの上に薄型のファンを取り付け(シャーシー側のバネ様の部品は
取り外す必要があります。DT筐体ではスペースがないので小型のファンで横から吹いてやる等の工夫が必要です)
チップダイとヒートシンクの間にはグラファイトシートを挟んでいます。これで特に問題は無いようです。
感覚的には、Finderの動作がクロックが向上した比率以上にキビキビしてきた感じがします。
Mac OS 8.1→ 9→9.1 → 9.2.2とOSのバージョンが上るたびに、Finderの動きがトロくなって
来ていたのが、解消されたような感じ。OS 9.x も G4に最適化されているということでしょうか?
Photoshop のいくつかのフィルタ処理も劇的に速くなっています。これは Altivecの効果ですね。
(2002/12/17 記)