同じくDHCPサーバーが混乱しているのが一番ありそうだと思います。
雑記帳の方にあった「TimeCapsule(TC)」が2つ見える現象はTCが2つIPを持っている(ようにみえる)時に発生
する現象のはずです。本来AFPとSMB両方をサービスしているTCは両方が同一のマシンで動いているときはAFPのみ
がMacからは見えるはずです(意図的にFinderがSMB側を表示しない)。
なので、NASが接続された時にTCが見えたり見えなかったりサービスが行ったり来たりするのは一番考えられそう
なのはNASとTCのIPアドレスの衝突です。
で、衝突の原因で考えられるのは「手動で設定しているもの同士の衝突」、「複数のDHCPサーバーが動作していて
同一のIPを別々のDHCPサーバーが振り出している」、「DHCPサーバーが複数の器機を同一の器機と勘違いして
同じIPを返事している」あたりです。
最初のは各機器のIPアドレスを書き出して見ればわかる、最後のは市販の器機ではなかなか起こらない(DHCPでは
器機の判別をMACアドレスで行います。MACアドレスは偽装しなければ市販の器機では衝突しないように工夫され
ています)ので、一番ありそうなのは複数のDHCPサーバーの動作なのです。
ネットワークのアナライザでも突っ込まなければ、これを解消するには可能性のある器機の電源を次々落としてい
くぐらいしか対処方法がありません。
以下、ざっくり
TCP/IP→IPアドレスに対して通信を行う手順のTCPとセットにしたまあ何となくその辺の通信のニックネームみたい
なもの。通信手順には他にUDPとかPPTPとかがある。
IPアドレス→通信機器の住所、インターネット用として設計されたけど便利なのでLANでも使ってる。
DNS→人間が読める文字列からIPアドレスを取り出すサーバー。例えばato-net.jpを210.138.87.39に置き換える。
DNSは世界的なネットワークになっていてみんなで相互にやり取りしてうまいこと解決してくれるが、解決処理に
はそれなりに時間がかかるため、失敗が確定するためには結構な時間がかかる事がある。
DHCPサーバー→ローカルのネットワークでIPアドレスの設定を容易にするためのしくみ。クライアントが起動し
た時にローカルネットワーク全体に対して「私はどのIPで立ち上がったら良い?」と広告する。それに対してサー
バーが「君はこれで」と答える。このときの返事はMACアドレスに対して行われる。このためMACアドレスが重
複してるとおかしなことになる。また、ローカルネットワーク内に複数DHCPサーバーがあるときも同様。
AFP→アップルが定義しているファイル共有のプロトコル。同じプロトコルがAppleTalkの上で流れたりTCPの上
で流れたり(AFP over TCP)する。
SMB→Microsoftが定義しているファイル共有やプリンタ共有などを定義したプロトコル。その一部でファイル共有
について定義したのがCIFSでそれを実装したアプリケーションがSamba。MacのFinderでsmb://を使った共有は
Sambaが使われてる
Bonjour→サービスの種類で器機を特定するための手順。一般にはローカルネットワークで利用する。例えば、
「ローカルネットワークでAFPサービスをやっている器機の一覧」等を取得したり、予めプリンタ共有(IPP)を行
う器機を見張っておいてネットワーク中でその器機が起動したり停止した事を認識したりできる。
#うーん、解りにくくてすみません。解りやすく書く事ができれば物書きになってるか、、