SATA(Serial ATA)ハードディスクのパフォーマンスを探る!

最近普及してきた(PowerMac G5 にも純正採用)シリアルATA インターフェイスを持つHDDのパフォーマンスは、どの程度のものなのかテストしてみました。
従来の Ultara ATA(パラレル ATA)と、純粋にインターフェイスの違いだけを比較するために記録部分は同一メカニズムを使用し、インターフェイス部分のみ違う(Seagate Barracuda 7200.7 シリーズ)ドライブを用意しました。

テストは PowerMac G4(QuickSilver)にて行い、パラレル ATA ドライブをオンボードの ATA バス、ATA カード(AEC-6880M)に接続した場合と、
シリアル ATA ドライブを SATA カード(MSATA-P02MAC)に接続した場合のパフォーマンスを測定しました。
また、可能な場合は Software RAID、Hardware RAID によるストライピング接続でも測定してみました。


HDD 1台接続の時
  Peak Read Sust'd Read Peak Write Sust'd Write System Info File Copy Folder Copy
ATA100 (ON BOARD) 57.22 55.39 59.14 55.71 2464 6.2 11.2
ATA100 (ATA CARD) 67.39 55.15 84.90 56.69 2878 5.8 10.8
SATA 95.88 55.51 80.65 56.51 2115 4.8 9.0
 
HDD 2台ストライピング接続の時
  Peak Read Sust'd Read Peak Write Sust'd Write System Info File Copy Folder Copy
ATA100 (ATA CARD SOFTWARE RAID) 84.18 51.93 83.94 70.18 3144 5.0 10.0
ATA100 (ATA CARD HARDWARE RAID) 115.03 103.25 107.57 101.49 3337 4.0 10.0
SATA SOFTWARE RAID 120.42 100.85 108.19 99.22 2399 3.0 8.0

 


テスト条件:
使用ドライブ
Seagate Barracuda 7200.7 ATA100シリーズ(ST3120026A)120GB 7,200RPM 8MB Buffer ATA100
Seagate Barracuda 7200.7 SATA シリーズ(ST3120026AS)120GB 7,200RPM 8MB Buffer SATA

ATAカード  ACARAD  AHARAD AEC-6880M
SATAカード mathey MSATA-P02MAC

SoftRAID 2.2.2 J

使用マシン
PowerMac G4 QuickSilver2001 CPU=PowerLogix 1.33GHz Dual RAM 1.5GB OS 9.2.2

ATTO ExpressPro-Tools 2.3.2によるベンチマーク(MB/sec)、NortonSystemInfoのDisk数値、
いつもの100MB単一ファイル、100MBフォルダ(サブフォルダ含む大小525項目)の複製所要時間(sec)を測定しました。



考察・・・・、と云うほどの物でもありませんが。
NortonSystemInfoの Disk数値は、今では余り比較テストとしての参考にはならないようです。昔でもたいしたことは無いのに、
この数値だけ高いドライブ(Norton向きにメーカーがチューニング?)などもありましたから。
ATTO Bench も最近の 8MB などという大きなバッファーを装備しているドライブに対しては、ちょっと役不足かとも思います。
インターフェイスのピーク転送能力の比較にはなりますが。
やはり、実使用時のパフォーマンスを見るには、原始的ですが私がいつもやっているファイル、フォルダの複製時間を計るのが正直なようです。
その点から見ると、やはり SATA の実力は、なかなかのもののようです。シングル使用でもファイルコピーは ATA100 のストライピングに
肉薄していますし、フォルダコピーにおいては、かえって速くなっている程です。
今回使用したものは、ドライブ自体としては、取り立ててハイパフォーマンスというものでもないのですが、更に高性能な SATA ドライブも
出てきているようなので、今後楽しみなアイテムではあります。また、SATA PCI カードでなく(PM G5 のように)オンボードの SATA バス
ならば、もっと性能を引き出すことが出来るのかも知れません。


左が SATA 、右が ATA100


コネクタの違い。大幅に小型化されています。


ケーブルもこれだけ違いますから、取り回しも楽ですね。

  
今回使用した SATA カード。これもかなり小型です。ちなみに OS X でも使用してみましたが、
特に問題は無し。起動ディスクにもなりますし(シングル使用の場合)、ディープスリープにも対応です。


ATTO ExpressPro-Tools の測定結果グラフはこちらをご覧下さい。
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SATAベンチ その2(AEC-6890M&WD740編)は、こちら