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 JH1OBS YOSHIKI ATO TOKYO JAPAN 阿藤芳樹
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アマチュア無線のページへようこそ!
アマチュア無線って、何だ? と、よくわからない方は、とりあえず下の解説をよく読んでからお入りください


アマチュア無線とは?
金銭上の利益のためではなく、 無線技術に対する個人的興味から自己訓練、通信、技術的研究のために開設される無線局をアマチュア無線局といい、「ハム」という通称で親しまれています。
世界中に約230万局、また国内でも約56万局が開設されており、活発な無線交信が行われています。また無線科学の進歩、国際親善等にも寄与してきており、更に非常災害時には、人命救助等にも活躍するなど社会的にも大きく貢献しています。
現在アマチュア無線局に運用が許可されている周波数帯は、 1.9MHz帯から249GHz帯までの間に23バンドあり、各々の電波伝搬の特徴を生かした交信が行われています。通信手段は、モールスや音声通信が主流で、数の上では、V/UHF帯のFMによる音声通信が一番多くなっています。またそのほかに、文字通信、画像通信、コンピュータ通信などがあり、衛星や月面を利用した通信を行っている無線局もあります。
使い方によってもいろいろな楽しみ方ができ、 自宅等から電波を出して、近くの局や国内の遠くの局、海外の局と交信する固定運用、自動車等に無線機を積み込み運用するモービル(移動体)運用などがあります。

アマチュア無線を始めるにあたって
○ アマチュア無線を始めるには、無線従事者の資格と無線局の免許が必要です。 国家試験に合格するか総務大臣が認定した養成課程の講習会を修了し、無線従事者免許証を取得後、アマチュア無線局の免許申請を行い、無線局免許状を取得してください。第4級アマチュア無線技士の資格を取得するための講習会は、全国で行われており、土曜と日曜など2日間で資格を取得できるコースを設置している養成課程もあります。
○ アマチュア無線局の免許の有効期間は5年です。再免許を希望する場合には、有効期間満了前1か月以上1年を超えない期間に申請を行う必要があります。この期間内に申請を行わない場合には、再免許することができず、新たにアマチュア無線局を開設することになりますので、十分注意をしてください。
○ アマチュア無線は、業務用として使用することはできません。業務に使用する場合には、アマチュア無線以外の業務用無線局の免許を受け、使用することとなります。
以上、総務省ホームページより

私の場合でいえば、国家試験を受け、第一級アマチュア無線技士(第一級から第四級まである中で、アマチュアに許可されたすべての操作が可能で、空中線電力も最大の1キロワットまでだせる、最上級資格。取得者は、日本全国で300万人超いるアマチュア無線技士資格取得者の内の1%にも満たない)の資格を取得しています。更に無線設備については、総務省総合通信局の検査を受け、技術基準、電波防護指針規制等に適合する正式許可を受けた、短波帯出力1キロワットの無線局を運用しています。

実際の、第1級アマチュア無線技士国家試験問題の例「無線工学」 「法規」および 解答



国際電話やインターネット、携帯電話が発達し、世界中どことでも通話やメールのやり取りが簡単にできる現在、何故にわざわざ「アマチュア無線」なのかと疑問をもたれる方も多いかと思います。

私としては、アマチュア無線がそれらの「各国、各企業が莫大な投資の元に完成させた、安定して、確実に常時通信が出来る事が保証されている通信網を使った通信」と違い、季節(短期的には毎年の春夏秋冬、長期的には11年周期の太陽黒点数の変動)、時間帯等(大きくは昼夜、細かくは日の出日の入り等の限られた特異な時間帯)により常に変化する地球を取り巻く電離層の状態(太陽活動に大いに影響される)を予測、把握し、地域、距離、使用周波数等のそれぞれの条件により微妙に変わってくる、限られた通信可能時間を狙って、電線も何も無い空間を、何千キロから時には数万キロもの距離を電離層と地表とで何度も反射を繰り返して伝わってくる電波を、自前の設備を使い、世界各国のアマチュア無線局と交信を如何に成功させることが出来るかという事に挑戦出来るからだと考えています。

そして、その雑音に埋もれた微弱な相手の電波をとらえ、自分の電波を少しでも強力に相手に届かせる、その一瞬のために、少しでも無線機の性能を上げ、効率の高いアンテナ(必然的に大型のものになりますし、各周波数帯毎に効率の良いアンテナは違うので、どこに主力を置くかという事も含めて)を、如何に空高く上げるかということに心血を注ぐのも、楽しみ(ある時は、苦しみでもあるのですが)の大いなる部分を占めていると思います。もちろん、ノイズと信号を聞き分ける自身の「耳」を鍛えたり、情報を収集したり、経験によって予測を立て、効率の良い運用法を考えたりすることも大切です。

ノイズ、雑音は人工的に発せられる物も多く、現代の複雑で高機能な工業用機械、機器や、そして一般家庭にある電化製品まで、あらゆる物が複雑で高機能化すればするほど、ノイズの発生源になり得ます。本来そういったノイズを発さない様な対策を講じなければいけないのですが、完全には出来ていないのが現状です。そういった発生源が無数にあるわけですから、一つ一つは小さくてもそれが空中や電灯線を伝わって、巻き散らかされ、全体としてはかなり高レベルの雑音、つまり微弱な電波の受信を妨げる原因になっているのが現状です。
逆に、こちらの発する電波がによって、それらの機器が何らかの影響を受けたり、誤動作したりする場合もあるわけです。これも、それらの機器が高機能化すればするほど、外部からの影響を受けないような対策を講じ無ければならないのですが、実際には完全でないのが現状です。そういった電波障害対策等もキチンと行って無線局を運用しなければいけないということも、苦労の一つではあります。本来は、機器メーカーの仕事であるはずなのですが・・・。


地球上の、ある地域と交信するために、何年もかけてチャンスを待ち、設備を少しずつ整えてある日の僅かな時間だけ、ようやくチャンスが巡ってきたが、世界中のアマチュア無線家の呼び出しが殺到するために、結局は交信できなかったとか、逆に普段ではあまり通信できない時間帯に、ある地域との空中状態が非常に良好になり、たとえばヨーロッパ中とかアメリカ中とかの何百局というアマチュア無線から次から次へと呼ばれ、数時間無線機の前を離れらられなかった(こういう時は、お互いの名前と受信状況のレポート交換のみという、最低限の短い交信になってしまいますが)というような、ウレシイ経験をする事もあります。

このアマチュア無線、ある意味、「釣り」という趣味と似通っているのかな? と思うこともあります。釣りたい魚種、釣る方法によっては、季節、時間、場所、道具、テクニック等あらゆる条件を想定し、たった一匹の魚を釣るといった歓びを得るために、莫大な時間や費用、手間をかけてチャレンジするわけですから。
これとて、「釣り」が趣味でない人にとっては、「魚が食べたければ魚屋で買ってくればよい」だけであるし「魚が釣りたければ、苦労せず簡単に釣れる釣り堀へ行けばよい」という事になるのでしょう。これが、まさに通信においては「電話で話せばよい」「インターネットでやり取りすればよい」と同じ事なのでしょうね。

また、ある決められた一定時間中(だいたい週末の2日間とかの開催が多い)に、より多くの、より多様な地域(もしくは限られた地域、条件等の場合もある)のアマチュア無線家と交信し得点を競う世界的な競技会(コンテスト)も、各国の主催者により数多く行われていますし。
その他、世界のより多くの地域(国家、独立行政地域、植民地、離島等)、より多彩な周波数帯(現在短波帯でメジャーな周波数帯5つを含めて、海外通信に使える周波数帯は10くらい)や電波の形式(普通の音声会話による「電話」やトンツーの「電信」、テレタイプの「RTTY」などメジャーなもので 3種類)を使って交信すると与えられる賞状なども、世界各国の無線連盟などから発行されています。
中でも一番有名で権威があり、殆どの人が目標としているものは、米国の連盟発行の DXCCというもの。 DXCCエンティティという規定で現在世界中が360地域ほどに別けられ、そのすべてと交信する事が目標。更にすべての周波数帯、電波形式ごとにそれを達成する事は、至難の業といわれています。
その「地域」の中にはアマチュア無線局が常駐していないところ(無人島や、軍の管理地域、紛争地域等)も少なくないのですが、普段交信出来るチャンスがほとんどないそういたっところへ、チームを組んで出向いて行き、困難な状況の中、臨時の無線局を立ち上げ、世界中のアマチュア無線家へサービスする人達も少なからず存在します。そのチャンスを世界中のアマチュア無線家が狙っているともいえるので、ある意味、厳しい競争の世界でもあるのです。

それらにチャレンジすることを一生の目標にしている、日夜虎視眈眈とそれらを狙っている無線家も多数存在します。私も、そういった目標に対しては、中学生の頃から始めて、50歳を過ぎた今でも、まだ路半ばといったところでしょうか。

長い目で見れば何年、何十年もかかる目標達成ですが、今現在、同じ相手を同時に何人もが呼び合った時に、誰の電波が一番強力に相手に届くか? いいかえれば、どの順番で交信出来るか(あとになれば、相手がどこかへ行ってしまったり、空中状態が変化して電波が届かなくなり交信出来ないという事にもなります)といった日々の競争自体が、毎日の「無線の楽しみ」でもあるわけですし、その積み重ねによって、大きな目標が達成出来るということでしょう。

普段の自分の仕事を離れて、居ながらにして世界中に飛び出して行ける、そして人種、民族、職業、社会的地位の壁を越えて話が出来るという事も、魅力のひとつとも考えています。
また、出張で何度も通ったヨーロッパ、飛行機から窓の外を見ると延々と続くシベリアの大平原の景色、古くは(北回りの)北太平洋の冷たい海、氷に閉ざされた北極海、そんなところを人間は十数時間かけて飛んで行くわけですが、実は見えない電波がそこを飛び交っているんです。
そんな事を考えながら、自宅のアンテナから出た(せいぜい 100ワットの白熱電球 10個分くらいの電力の)電波が、あんなところを一瞬にして飛んで行ってるんだな・・・と思うと、もうこれは「ロマン」以外のなにものでもない・・・とも思ってしまいます。

アマチュア無線交信の一例
(音声ファイル)
(ビデオファイル)
(動画A)
(動画B)

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