困ったものだ・・・(以前よく頂いたメールに関して)
アンテナシステム、更新しました!!SteppIR DB42(40-6m) CD78-5(80/75m)SE-300(2/0.7m)
大変シンプルなシステムになりましたが、2011年9月20日に既存のアンテナを撤去、USA製 SteppIR DB42を設置いたしました。
翌日に最終点検、及び調整を行う予定でしたが、関東を襲った大型台風のため、作業出来ず、意図せず耐風試験となってしまいましたが、
36m/s超という強風にも耐えてくれました。その後、組み立てミス?のため動作が完全でない事が判明し、中途半端な状態で使って
いましたが原因が判り、10月11日に完全な状態として完成いたしました。期待を裏切らず、大変良好に動作しています。
2014年9月、活躍してくれていた iC-7000(予備機、及びV、UHF用として現役続行ですが)に替え、IC-7600を導入しました。
ガラス天板を若干大きいものにし、小型のラックを使用して、相変わらず、コンパクトにまとめています。
IC-7600、「感度」自体は IC-7000と較べて特別向上している事はありませんが、やはり近接大信号除去能力は、流石に凄いです。
その他、慣れるに従ってやはり大きさ、値段だけの事はあるな〜と、感じています。ただし、私のシャック(のまとめ方)では、この大きさが限界ですね。
もちろん、直ちに変更(増設)の届けを出し、その後エキサイタとリニアアンプの接続変更届けも出して受理されました。ついでにRTTY、PSK31も運用できるようになりました。
ここから下は、少し前までのアンテナ、シャックの変遷です。もちろん、まだ現用中の機器もあります。
以前(2011/9/19まで )のアンテナシステム。最上部の Minimulti HX52Bは、元々は
15mバンドも入っていますが干渉防止のためわざと、
15mバンド用の先端エレメントは付けずに使用しています。
他に、モニター用として給電点 12m高のブロードバンドバーチカル(COMET製)を少し離れた場所に設置。
最近のシャック全景。なるべく「シンプルに」がモットー。木製ラック下段にあるのはタワーの昇降コントローラと、サブマシンの
KENWOOD TS-480HX。TS-480の本体と 40Aスイッチング電源はラック内に見えないように収納。左側壁面に見えている同軸が
接続されているものは、2台のリニアアンプを切り換えて使う際のリレーボックス(サガミエンジニアリング製)。
ちなみにサガミエンジニアリング製 LPFも使っていますが、実にしっかりした作りで特性も良く、価格もリーズナブルで
お勧め品です。
デスク上は、ロギング、ネット閲覧用のiBook G4 1.33GHzと、iMac 20インチ Core 2 duo 2.16GHz。
メインのリグ、ICOM IC-7000。木製ラックの上にアクリルキューブとガラス板で設置。右側は、 ACOM 2000Aの
コントローラ。
ガラスの下は
ICOM IC-PW1のコントローラ。ローテータのコントローラが一番デカいのはご愛敬・・・・。
リニアアンプ本体は、造り付けの書棚に収納。中段が IC-PW1、下段が ACOM 2000A。
通常はこの隙間に、ジャンク箱のプラスチックコンテナを置いてあるため、
姿は見えず、音も静か。
放熱は今のところ問題なしですが、念のためデジタル温度計で排気温度は常に判るようにしてあります。
一時期、EMTRON DX-3などという大型のアンプ(これも総通届出許可済)なども使用して見ましたが、
「熱い・ウルサイ・壊れる」と三拍子そろってたまらないので、捨てました・・・Hi。
念願かなって手に入れた ACOM 2000A、真空管式(GU-74Bx2)のフルオートマチック、リモコン制御
という素晴らしいアンプです。定格 1.5KW出力ですが、軽くドライブし(1KW出力で)使うことにより
元々かなり良好なIMD特性なども更に向上します。
もちろん、総合通信局に仕様書、系統図等各種資料を添えて、アンプ部の変更は届出済で
す。
ちなみに、このACOM 2000A、素晴らしいアンプなのですが「ヒーターの配線用のコネクタが容量不足で
焼ける」という欠点(欠陥)があります。
その後も、ちょっとしたトラブルが発生し、最終的に手に負えない状態になったので現在ブルガリア送り!!
でオーバーホール中。気長に待って直ったら「予備機」にする予定。このアンプ、一度使うと、もう他の
アンプには戻れない・・・ということで、日本の代理店経由で、もう一台新品を調達し、現在そちらを使用中。
この新品にも(使用し始めて数ヶ月で)トラブル発生してしまいましたが、無事解決しました。さすが、正規輸入品!
2台のトラブルの内容についても、こちらに追記いたしました。。
デスク前方の壁に取り付けた、アンテナ切換えパネル。CD-78、AMERITORON
RSC-8V、STACK MATCHと3種類の
コントロールボックスが邪魔なので、小さく一体化したものを製作。右にあるのは外気温度計の表示部。
開局から、現在までの歩みを少々・・・・・・
小学生時代から、ラジオやアンプの製作を好む。世界中の放送局やアマチュア無線局の電波を受信して楽しむ。
1968年4月 中学2年の時、電話級アマチュア無線技士の従事者免許取得。従免はその後徐々にステップアップし
現在第一級アマチュア無線技士。でも、いまだに「電信」は苦手です!!リグにメモリーキーヤーがついていなかったら
と思うと・・・・・
1968年夏、 JH1OBS 開局。最初のリグは
YAESUの FL、FR50ラインに 10mHの 21MHz 3エレ八木、7MHzのワイヤー
ダイポールなど。FL-50の終段管(6JS6シングル)元気がないのでプ
レート電源のみ外部から供給し、スパーク寸前まで
電圧を上げて使用、より強力な 6KD6に挿し換えるも、背が高くて蓋が閉まらないので、しばらく裸で使用する。
その後自作の 807(ベースを分解しビーム電極とカソードの結線を分離して使用)4パラベタコンGGリニアをプレート真っ赤に
しながら使う。
※807はメーカーによってガラス内部で同電極が接続されているものもあり、その手の球は「分離改造」不可能でした。
当時は A3A(低減搬送波のSSB、能率20%、同じ状態で他の電波形式にも適用)で終段入力50Wで10W出力、
500W入力で 100W出力の免許が貰えたというのも懐かしい思い出です。
低減(A3A)と抑圧(A3J)とで明確な搬送波レベルの定義は存在しなかったようで、マイナス 4〜50dBでも「低減」だと
言い張れば通ってしまったのです。
※現在でも、当時のA3A 100W出力(終段直流入力 500W、許容上限で 600W)の免許を切らさずに更新し続けている
OMさんもいらっしゃるようですね・・・・・・
その後使っていたリグ:
HF:TRIO TS-500、TS-520、YAESU FT-101、FT-767GXX、等々。
自作 6KD6 5パラリニア(4本からスタートし、7本くらいまで徐々に増殖したがハイバンドでタンクコイルが半ターンに
なってしまい、結局5本に落ち着いた)、フロンティアのSB2000AS、等。
V/UHF:井上 FDAM-3、IC-60、松下 RJX-601、NEC CQP-6300、TRIO
TR-1000、TR-9500、TM-401、三協
KF-430、
自作 12BY7A 4パラリニア!!、6146Bシングル、パラ、プッシュ、パラプッシュ等のリニア、TR式リニア等々。
ハンディ:福山 マルチパーム4、ICOM IC-3N、スタンダード C420、C401等々。
その後使っていたアンテナ:
HF:3.5/7MHz トラップ入インバーッテッドV、7MHzロータリーダイポール(上げて数日で、調整中にタワーの上から落として
オシャカに)、タニグチ 21MHz 4エレ HB9CV(良く飛んだ)、日高 VS-33(3エレトライバンダー。この時以来トライバンダー
というものに対して印象悪くなった)、タニグチ 21HMz 3エレHB9CV 2段スタック(良く飛んだ)等々。
V、UHF:マスプロ 50MHz 5エレ八木スタック、
クリエート 50MHz 6エレ八木、ルソー 50MHz 6エレ、430MHzの15エレくらいのスタック、タニグチの
430MHzの“クワギ”、等々。
これらを10mH程のパンザマスト、14mH程のルソー SSタワー、12mH程のルーフタワー、その他竹竿等に上げてました。
(全部いっぺんに上げていたわけではありませんが、ローカルからはパンザマストを「戦艦大和の艦橋」と呼ばれた事もありました)
主に HF帯での DX QSO(21MHz SSBが大好きでした)、7MHz、50MHz、430MHzでの国内
QSOを中心に楽しんでいました。
その後転居し、敷地が狭いためクリエート KT-15タワーにタニグチ 21MHz スイスクワッド(良く飛んだ)+430MHz
25エレ
ループ八木シングルのみの構成となる。
約一年後、現在地(東京都杉並区上高井戸1丁目)に再度転居、ルソー CRANK-22MW(22mH クランクアップタワー)を建て
ルソー21MHz 5エレ八木とテレワンド430MHz 25エレループ八木スタックを載せる。その後トップにクリエート V型
ダイポール730Vを追加。屋根上に 50/144/430のマルチバンド GPを上げる。
数年後、21メガを強化すべく、ミニマルチ 7エレ 位相給電式八木(ブーム長
12m)に交換し、20年近くが過ぎた。
長い間使っていたアンテナシステム。このミニマルチ製 21メガ 7エレは飛び、耳、耐久性とも抜群の性能であった。
現在も、分解して屋上に置いてありますが、再組み立てすればすぐにでも使えそう。
QRT、そして再開局・・・・・
平成5年頃から、仕事が多忙だったり他の興味、趣味に目がいってしまったリで徐々ににアクティビティが下がり、ある日
タワーをクランクアップする際にケーブルを引っ掛け、すべて引きちぎってしまう!
という決定的出来事が起こり、その後は
完全に QRT状態に。局免許も切らしてしまい、一時はコールサインを他人に使われる始末。残っていたりグも少しずつ売り払って
しまった。
平成 17年初夏、急に無線の虫が疼き出し、以前のコールサインが復活できることが判り開局申請。リグは
ICOM IC-706MK2Gという
ちっぽけなHF〜UHFオールバンド機を購入。同軸、ローテータのケーブルも新調し(この時、昔のようにタワー上で自由自在に作業
出来ないという、自分の体重、体型、体力の変化に愕然とする!!)無線界に再デビューを果たす。
IC-706MK2Gは、本当に小さなリグなのに、一昔前の高級機以上の性能を発揮するのに驚いた。特に受信性能は素晴らしいの一言。
その後 706の後継最新機種、IC-7000を予約、10月に入ってやっと納品されたが期待したとおりの性能で、満足している。
特に IF DSPの効果は期待以上で、ノイズ、混信に埋もれたローバンドの DX信号を浮かび上がらせてくれる。
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この IC-7000の受信性能ですが、後日中古で手に入れた IC-756PRO3 と交互に切換えて聞き較べをしてみましたが、どちらかで
聞える信号は必ず他方でも同様の了解度で聞える、聞えない信号はどちらでも聞えない・・、といった結果が出ました。
もちろんローバンドのギリギリのシグナルを両機種とも、それぞれ備える機能を駆使して最良の状態にしての比較です。
IC-7000ではお手上げのノイズ、混信、近接信号妨害に埋もれた信号が、IC-756PRO3では何とか聞えるのではないか?
という
淡い期待があったのですが、そんな事はありませんでした。それだけ、IC-7000の性能が優れているという事なのでしょう。
強力局が何局も QRVしているような、DXコンテスト時などは、IC-756の方が近接信号妨害に対しては、若干分がある
ようですね。操作性も、少ないボタン、ツマミで多数のファンクションをコントロールしなければならない
IC-7000よりも
IC-756の方に分があることは否めません。ただ、それ以上に IC-7000のコストパフォーマンス、スペースパフォーマンスは、
特筆すべきものがあると思います。
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さあ、マルチバンドにQRVだ!
まともに使えるアンテナが 21メガ用しかないので(Vダイポールはトラップが壊れていた)しばらく
21メガを中心に運用していたが、
寄る年波にも負けず、ミニマルチ 7エレは高性能を発揮してくれた。悪コンディション下でも、僅かでも開いていれば結構聞こえるし、
カスカスでも聞こえる局は、呼べばまず一発で応答がある。ビームもスパッと切れるしノイズにも強い。
ただ、コンディション最低期の今、21メガは一日中何処も聞こえない日もある。7メガあたりは結構あちこち聞こえている模様で
楽しそう。14メガも日によっては開けているらしい。
下のバンドにも出たいがアンテナが・・・、と思っていたところ、クリエートの
7-14-21MHz(3-5-5エレ)トライバンダー
714XX-5 の極上中古品を運良く入手することが出来、思い切ってアンテナシステムを一新することにした。21メガの
7エレも
捨てがたかったのだが、714XXも、21MHzはフルサイズ 5エレ動作でワイドスペース(14/21部分ではブーム長
12m強と、今までの
7エレと同等)なのでそこそこ行けるだろうとの淡い期待もあった。
上の方に付いていたアンテナもすべて取り払い、クッシュクラフトの 55-Jという
144/430それぞれ 5エレという可愛らしい
八木と、トップにはコメット製の「超怪しげな」ブロードバンドバーチカル
CHA250-BXを上げることにした。このバーチカル
7.1mのエレメントでノンラジアル、3.5〜50MHzをカバーするということだが、基部にはダミーロードが入っているような気がして
ならない。一応「受信用アンテナ」「免許された周波数すべてで送信できるアンテナ」に使えればいいや・・という気持ちで
上げてみる。
工事は、タワーを下げれば二階建て倉庫の屋上ですべて作業できるという、恵まれた条件ではあるのだが、前述のように「体の変化」
のため、一人ではマストによじ登ったり重いものを支えたり出来ないと判断し、プロの方にお願いすることにした。
※※(後日記)「体の変化」は、その後元に戻りました・・・。体重 20kg、ウエスト 16cm減! ※※
屋上での作業風景。旧アンテナは 7エレ以外はマウントが錆びついており、ねじ切ったりサンダーで切断したりして降ろした。
CD 714XX-5。さすがにデカイ!! タワーが負けている感じ。
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714XX-5は、前所有者は 30mHに上げ CW中心で運用していたとのことで、そのままの寸法(メーカー指定寸法)で組んだら、
各バンドとも VSWR最低点が、下側バンドエッジ丁度に来てしまった。本来
21MHzから順に低いバンドに向かって調整して行くのだが
とりあえず、一番簡単なエレメント先端(7MHz部分)のみ短くし、バンド中央に最良点が来るようにした。VSWR
最低点は 7.050MHz
VSWRは 1.05、上下バンドエッジでも 1.5以下におさまっているので合格。まだあまり運用していないので判らないが、飛び、耳とも
まずまずのような気がする。SSBで夜中のアフリカ等も一発で取れたし、ヨーロッパからたくさん呼ばれたりもする。
14、21はコンディションも悪く、まだまだ本格的には性能はわからない。VSWRの調整もしなくてはいけないし。ただ、21メガに関し
ては、以前の 7エレよりも「ビームの切れが悪い」「ノイズっぽい」感じはする。まあ、仕方ないだろう。「飛び」の方は、まだ判らず。
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714XXの調整ですが、現行品は 7、14、21MHzそれぞれ調整できるようになっていますが、私のアンテナは、少し前の製品
らしく、21MHzに関してはあらかじめ開いた穴に貫通ボルトを通して留めるようになっていて、調整できません。
そこで、その部分のみ現行品のパーツ(スリット入りパイプとホースバンド)をクリエート社から取り寄せ交換しました。
ま、自分で穴開け直すか、ノコでスリット切って、合う大きさのホースバンドを調達しても良かったのですが、面倒なので。
ラジエータの共振点を(SSB運用がメインなので)7.060MHz、14.200MHz、21.250MHzに調整しました。
各バンドとも、共振点では VSWRは、ほぼ 1.0。バンド下端でも 1.6くらいに収まっていますので問題なしです。
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例の CHA250-BXだが、7MHzで T88(パラオ)の局とQSO中に 714XXと切り替えてレポートを頂いた。714XXで
59のところ 、
CHA250-BXに切り替えると 42〜44との事。かろうじて聞こえている様子。こちらで受信した感じでは、やはり
59が 51〜52くらいに
落ちるけれどクリアに聞こえる。とりあえず、電波が飛んで行くことは判ったし、受信用としても使えそうなので、良しとしよう。
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その後、ローテータを大型のもの(CD社 RC5B-3)に、マストを50φから61φ2重パイプに交換。
3.5/3.8MHzのロータリーダイポール(CD社 CD78)を上部に設置。
55-Jは撤去し、倉庫の端のポールに上げてあったダイヤモンドの 50/144/430の
GPをタワー最上部に移動。
CHA250-BXは倉庫のポールに格下げ。これでも給電部で12mちょい、トップで20mありますから
受信用、「とりあえずはオールバンド送信できます」用としては大丈夫。
何故か、受信時のノイズがタワートップに上げてあったときと較べて激減しました。信号は弱くなっても、
S/Nが上っているのでモニタ受信用としては、かえってこの位置の方が良いような気もします。
飛びの方は、初めから期待していない訳だから・・・・・。
CD78、結構飛びます。耳はさすがにビームアンテナや1波長以上に上げたアンテナには、かないません。
3.8MHzは、共振点でのVSWRはバッチリ 1.0に落ちていて、帯域も JAのバンド内で
VSWR 1.5以下に
おさまっています。
5CH切り換え式の下の方は、だいたい希望周波数前後には合っていますが、もう少し追い込みたいところ。
また、共振点でも VSWR 1.4〜1.5までしか落ちない CHもあるのでマッチングボックスのコイル調整が必要。
雨が降ると共振点がかなり下の方にずれるのは、このアンテナの宿命らしいです。(説明書にも書いてあります)
また、タワーを下げた状態と上げた状態でも、かなり共振点がずれます。
いずれ、調整しようと思いますが、各CH切り換つつ、CHごとのローディングコイルと、バランにパラに入っている
コイル(リアクタンス分打ち消し用?)延ばしたり縮めたりして(相互に影響があるらしい)、しかも
その都度タワーを上下して確認しないといけない訳なので、躊躇してしまっています。
ただ、現状で(3.5MHz帯ですが)各 CH間に、 VSWRが高い「谷間」の部分が出来てしまい、
リグのファイナル保護機能でパワーが押さえられてしまう程なので、何とかしないといけないのですが。
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CD78というアンテナ、、10MHz、18MHzバンドで「とりあえず」使えます。他のバンドでは
VSWRはほぼ無限大ですが、
この2バンドに限っては CH切り換えスイッチを「3.75MHz」にすると VSWR
2.5〜3位まで落ち、受信も信号が
浮かび上がってきます。この状態でアンテナチューナーで無理やりマッチングを取ってやれば、そこそこ使えます。
リグの脇のテレビ(TVアンテナケーブルは,CD78の同軸と一部平行して配線してある)にも全くインターフェア
出ませんでしたから、「同軸アンテナ」になっている訳ではなく、一応エレメントから電波が出ているようです。
10MHzのピーター 1世島 3Y0Xも、これで出来ちゃいました。
但し、マッチングボックス、ローディングコイルあたりの電圧分布がどうなっているのか判りませんから、
くれぐれもハイパワーをぶち込むのはやめておいた方がよさそうですが。
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その後、28MHz用の V型ダイポールをてっぺんに取り付け、一応 HF主要 5バンドのパワー入れられるアンテナが
そろったので、1KWに変更許可をいただきました。リニアアンプは ICOMの
IC-PW1。
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15〜20年前に較べると、周囲の畑や駐車場だったところには、住宅が建ち並び、屋上から見える近くの
高いビルやマンションは、数えるほどだったのが、今では数えきれないくらい。幸い、至近距離で、ある方向を
完全に遮るような建物は、まだありませんが、昔と較べると実質地上高はマイナス10メートルといった感じです。
自動車のイグニッションノイズは、最近の車は殆ど気になりませんが、訳の判らない人工雑音は確実に増えて
います。どのバンド内でも、ある周波数おきに汚いキャリアが出ていたり、ある程度の幅を持ったピーギャー、
ザワザワ、ピロピロといったノイズがひどいときには S9オーバーで出ています。バンド全域ザーザーいうノイズに
覆われていることもあります。
こうなると、よほど強力に入感している局以外は呼べないし、呼ばれて判らないのでは格好悪いので、CQも出せません。
アンテナの向きや、時間帯によっては、殆ど気にならない場合もあるので、確実に近くの「何か」(しかも複数)の
発しているノイズでしょう。
やはり、あと 10〜20メーターほど地上高が欲しいです。高くなったことによって、僅かでもDXからの信号強度が
上がり、至近のノイズ源からは僅かでも離れられるし、俯角減衰の効果で多少はノイズレベルが下がるということで、
総合 S/N比は、若干改善されるでしょう。勿論飛びも良くなるはずですしね。
更にグレードアップ!!
というわけで、32mH、6段クランクアップタワーの NewSystem、遂に完成です!
基礎は既存のものに若干の基礎増しをし、
タワーベースはケミカルアンカーにて固定。建柱の模様はこちら・・・。
これまでの工事は、ラジオクラフト社にお願いしていましたが、今回からタワーの輸入・販売元という事もあり
FTI社にお願い
するこ事にしました。
214Fは、トップから2段下がったところに、米国製の TIC Ringrotorを使用して取り付けてあります。上部のアンテナと同じく
北センター(南ストップ)にしたかったのですが、タワーの設置角度やケーブルガイド取り付け位置との関係で、どうしても
アンテナとケーブルが干渉してしまうため、やむなく変則的な東センター(西ストップ)にせざるを得ませんでした。また、上下の
アンテナを結ぶケーブルも回転、伸縮に対応出来ないといけないので、その辺の処理も結構厄介ではありました。
このためRingrotorのコントローラのデジタル表示やプリセットダイヤルの目盛りが90度ずれてしまっています。180度であれば、
コントローラの設定変更で対処できそうなのですが、90度の場合は無理なようです。プリセット目盛りにシール貼って方位を
書き込んだり、デジタル表示の脇に換算スケールを貼ったり、ログソフトの方位表示テーブルで
90度ずらしたデータを計算させ、
それをログ画面上に同時に表示させたりしてお茶を濁していますが、ま、馴れれば問題ないですね。
14MHz、21MHzは待望の 5エレスタック(スタック間隔、最大で約 11m、米国製
StackMatch2というマッチングボックスを
使用)となったわけですが、期待していたほど劇的な効果(他局で聞こえない局が聞こえるとか・・・)はありませんでした。
相手との距離にもよりますが、W、VKあたりで下のアンテナより上のアンテナの方が
S1〜2くらい良い状況、スタックにしても
Sは、ほぼ同じか 0.5強くなる程度。ATTを入れてギリギリ聞こえるまでゲインを下げて聞いてみると、確かにスタックにした
方が「声が太く、はっきり」聞こえます。
南米や、LPの EU、AFあたりではスタックにすると S1つくらいの向上は見られる事もあるので、スタックしたことによる若干の
ゲインアップと打ち上げ角の低下といった効果は現われているようです。
距離に係わらず、「QSBが非常に少なくなる」ということは、かなり実感できます。これは、「スタック」効果というよりも、
いわゆる「空間ダイバーシティ」のおかげといった方が良いのかも知れません。上に書いた、Sレベルの若干の向上も、ピーク値
で見れば、上シングルとほとんど変わらないようなレベルともいえます。
折角室内からリモートコントロールできるようになったので、タワーを上げ下げして相手との距離による最適地上高を探ると
いった事もやってみてはいますが、まだイマイチはっきりした傾向はつかめていません。
まあ、完全な同一仕様のアンテナを単純に 2本スタックするのと違い、色々複雑なファクターもあるのかも知れませんが、どちらも
14、21MHzの部分に関してはブーム長 12.2mの 5エレ、スペーシングも若干の違いはあるが、似たようなものです。
ブーム/マスト取り付け位置の関係で、両アンテナの水平面上の前後位置は
1m弱ズレますが、波長と比べれば僅かな差、(位相
差にして 18度〜23度くらいか?)勿論バランも含めて両アンテナの給電部の位相は合わせてあるので、もうちょっとスタック
効果が出ても良さそうに思うのですが・・・。ちなみに、試しに(バランのところのリードをクロスして繋ぎ)逆相にしてみると、
スタックに切り替えると、派手にザーザーいっていた外来雑音がストンと(打ち消されて)静かになるので、アンテナ、マッチング
ボックス、切替え器等含めて接続に間違いは無いようです。
意外だったのは、「714XX」の14、21MHzでの性能がかなり良いということ。単体でも、この高さまで上げれば設計・仕様
通りの性能を発揮するようです。一方「214F」の方は、地上高の違いもありますが逆に「こんなものなのか?」といった感じです。
両アンテナとも、単体でのSWR特性、F/B比、ビームパターンはメーカー発表値に近い結構綺麗なパターンが出ているし、組立て
ミス等も無いので、これが「素」の性能なのでしょうか?。
ただ、214Fの第一導波器が、タワー本体にかなり接近した位置にきてしまっている(タワー中間にリングローターで取り付ける
関係上避けられない)ので、その辺で若干性能低下を起こしているのかも知れません。第一導波器と輻射器の関係って、八木
アンテナにとって割と「キモ」みたいなところありますしね。
CD社に聞いてみたところ、VSWRカーブ、ビームパターンがまともならば設計通り働いているのでは?という答えでした。
ただ、14,21MHzとも 714XXより 214Fの方が高利得であるともいわれたので、やはり(214F)本来の性能が出ていないような
気もします。
こんな感じで 214Fの第一導波器とリングローターの金属部やタワーとが近付いています。第一導波器はブームセンターから、
40cmの位置。リングの径は約80cm。
試しに第一導波器の片側(この写真に写っている、影響を受けていると思われる側)のみ、簡単にいじれる
14MHzのエレメント
(トラップから先)を 2cm程縮めてみたら少しゲインが上がった(上下のアンテナを切り換えた時の感じで)ような気がします。
21MHz部分は、穴にビスを通して留める方式(調整不可)なのでいじっていません。
まあ、気のせいかもしれませんが、もう少しいじってみたくはなりました。あとは、ブームセンターの位置を少しずらし、
第一導波器がローター、タワーからもう少し離れるようにするのも実験してみる価値はありそうです。
あまりずらすと、重量バランスや機械的強度の点で問題が出てしまいそうなので、せいぜい数
10cmの範囲ですが。
という訳で、40cm程ですが、ずらしてみました。結果、214F本来の性能に近付いたような気がします。714XXとの
Sの差が
少なくなった事と、近場の局は逆に 214Fの方が強く入感する(打上げ角の関係?)ケースも出て来ました。
リングローターに負担を掛けないために、重量バランスが狂った分は、約
5kgの鉛板のウェイトを反対側のブームに巻き付けました。
重さ、位置は大体目分量ですが、余りブームの先に付けると今度はブーム自体の強度にもかかわりそうなので、二重パイプになって
いる部分に取付けてあります。もちろんこの後テーピングしてしっかり固定しました。
これで、上下のアンテナの前後位置が、ますますズレてしまったので、補正の意味で「輻射器の水平位置前後差×短縮率=約
80cm」の
同軸ケーブルで作ったディレイラインを上のアンテナ(輻射器が前方にある)の給電部に入れてみました。元々ここは
M-Nの変換
コネクタが入っていたところなので、代わりに 80cmの M-N変換ケーブルにしたようなものです。何となく気休めのような気もします
けどね。
1週間ほどこの状態(位相補正した)で使ってみましたが、良いのか悪いのか判らないので、取りあえず現在は元の状態(補正なし)に
戻していますが、何となくディレイラインを入れた方が良かったような気もします。ほぼ似たようなものとはいっても、異種アンテナの
スタックなので、実際に輻射器のところでの位相関係がどうなっているのかは、単に「輻射器だけの位置」の問題では無いのかも知れ
ません。リモコンで連続可変できるフェーズシフターでもあれば、信号受信しながら最適ポイントが探れるのですが、そんなものは存在
しませんからね。とりあえず今度は(計算値より)もう少し長いものを入れて様子を見ようかとも思っています。
どちらにしても、完全に同一のアンテナのスタックではないし、上下のスタック間隔から見ればたいした距離の差ではないので、あまり
関係無いのかも知れません。
ディレイラインですが、80cm、100cm、120cmと仮のケーブルを繋いで様子を見てみましたが、100cmあたりがよさそうな感じ
なので、この長さのしっかりしたケーブルを取り付けて、とりあえず良しとしました。
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21MHzで、都内の20km程離れた局を受信しながらアンテナを切り替えてみると、下段で
S7が、上段で S8、スタックで S9という感じです。
14、21MHzとも地表波では、大体そんな感じです。上のアンテナの方が地上高高い分だけ下のアンテナより
S0.5〜S1.5程強く入感、スタック
にすると更に S0.5〜S1強くなるといった感じです。
電離層反射では、近〜中距離ではピークレベルでは上下のアンテナの差がない(あるいは下の方が強い)こともありますが、上のアンテナの
方がQSBが少ないようです。スタックにすると S0.5〜 S1向上、QSBは更に少なくなる傾向です。
遠距離では、ピークレベルでも上のアンテナの方が S1〜S1.5強く入感、スタックにすると状況にもよりますが、更に
S0.5〜S1.5向上といった
ところでしょうか。これだけ違えば、外来ノイズの皆無な状況であれば、絶大なスタック効果を発揮という事になるのでしょうが、残念ながら
私の環境では、方向によってはノイズも同時に強くなってしまう場合が多いので受信
S/N比が改善され、シングルでは全く聞えなかった信号が
スタックにするとはっきり聞き取れるという状況には、なかなか遭遇できません。
「飛び」に関しては、確かに良くなりました。コンディションにもよりますが、リニアアンプを入れて
CQを出すと、何処かの宣伝文句
ではありませんが、「DXからのパイルが止まらなくなる」事も、ままあります。50〜100Wにダイポールといった装備の局が一杯呼んで
来るので、受信では苦労することもありますが・・・。
呼ぶ場合でも、相手が聞こえていれば JAの「いわゆる BIG GUN」の次あたりには、大体応答があるようです。
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上に書いた「重り」ですが、黒いビニールテープを巻いたら、ブームに瘤が出来たようで、ちょっと見てくれが悪いので取り外し、ブーム
先端のパイプの中に2.5kgの鉛をぶち込みました。重量は半分ですがセンターからの距離が約2倍なのでバランス的には
OKのはず。
心配したブームに対する曲げモーメント増加の悪影響も無さそうです。
ちなみにこのスタックシステムで、一番の悩みの種は「ケーブルの取り回し」です。上下のアンテナを繋ぐケーブル(8D2V、15m程)は、
保護チューブを被せてありますが、空中でブラブラ状態。「リングローターの回転」と「タワーの伸縮」の両方に対応しなければならず、
メインの(タワー上部からの)ケーブルの束やガイドアームとの干渉も考慮しなければなりません。タワーを最高位まで上げた時に問題無い
ような状態にしても、途中まで下げた状態、最下位まで下げた状態、そして下のアンテナの向き等によっては、相互の関係が複雑に変わって
きます。
今までに、タワーを最下位に下げた状態からケーブルが絡んでいるのに気付かずクランクアップし、メインのケーブル一回、スタック
ケーブル一回切断、更にケーブルの絡みを取ろうと、良く見ないで下のアンテナを回転させたため、リングローター部分に取付けてある
(ブームステー用の)トラスが途中のガイドアームか何かに食い込んだらしく、そのままクランクアップしたためリングローターごと下の
アンテナが上方にすっぽ抜け、あわや大惨事寸前という事もありました。
とりあえず、完全に下までクランクダウンする時は「下のアンテナの向きを所定の位置にする事」と、再度クランクアップする時は
「ケーブルその他の状態を、必ず目視確認する事」を厳守しなければなりません。室内からリモコンでアップ・ダウン出来るので、
ついつい見ないで動かしてしまいがちなのですが、安全には替えられませんからね。
この問題を(ある程度)解決するには、現在両方ともタワー上部に取付けてある、スタック用マッチング/切換ボックスと、アンテナ切換器を
地上に設置し、すべてのケーブルを素直に下に降ろすようにすれば良いのでしょう。同軸があと何本か余分に要りますが、今後も度々トラブルが
起きるようでしたら、考えねばなりません。
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3.5/3.8MHz、7MHzに関しては、地上高が 10m以上高くなった事や、714XXと
CD78の間隔も若干広く取れるようになった
等のことから、耳、飛びとも以前よりは良くなったような気がします。
肝腎な人工雑音の件ですが、アンテナ高が上がり、ゲインも若干上った事による
S/N比の向上を期待していたのですが、
これは、「より遠くの、より弱い人工雑音」まで拾ってしまうという結果になったようで、残念ながらほとんど改善はされません
でした。但し、ビーム方向によりノイズレベルがかなり変化するので(回すと別のノイズが入ってくることも多々ありますが)
相手局の方角によっては、うまくノイズの少なくなるヌルポイントに追い込むことで
S/N比の向上を計るという事も、出来なく
はありませが、関東エリアの各局にちゃんと聞こえていて、皆さん QSOされているのに、うちでは全く聞こえないというケースの
方が多いのは以前と変わりありません。残念! 本当は、スタック化してこういう悔しい思いから逃れられると思っていたのですが、
残念無念! 以前聞こえなかったところは、やっぱり今でも聞こえません・・・・・・・。
もう、これはロケーションの問題(360度、見渡す限り家、家、家・・・、数百mのところに高圧送電線
2系統等々)として、
諦めるしか無いのかも知れないですね。
因みに、各アンテナの給電点、マッチングボックス、切換え器部分、シャック内引き込み部分等にフェライトコアを各々10個ずつ
くらい入れるという、簡単な対策のみですが、タワー上の切換え器を同調していないバンドのアンテナや、何も繋がっていない
ポジションに切り替えてみると、シャック内でダミーロードに切り替えたのと、ほぼ同じで殆どノイズは入りませんので。ケーブル
からノイズを拾っているという事は無いようです。ほとんどのノイズは、目的信号と一緒にアンテナから入ってきているという
事です。
というわけで、相変わらず(というか余計に・・・、か?)飛びに較べて、耳が負けている状態です。良く聞こえている局を呼ぶ
ときは、エキサイタのみ、しかもリニアを押すときの最適パワーの50W位に絞ったままの状態でコールしていますが、それでも結構
良いレポートをもらえることも多いので、「ここ一番」というとき以外は、なるべくローパワー運用を心掛けています。というか、
ローパワーで良いレポートをもらうことが、結構楽しくなってきた今日この頃であります。
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10、18MHzは CD78に、24MHzは 28MHzの Vダイポールにアンテナチューナーで無理やりマッチングを取って乗せていた
訳なのですが(それでも結構飛びましたが)やはり専用のアンテナがあった方が良いだろうということで、ミニマルチの
HX52Bと
いうアンテナを購入しました。最長エレメント長 5.7m、ブーム長 1.7mの位相給電
2エレ(実際のエレメントは 4本)です。
18-21-24-28-50MHz用ですが、21MHzは不要なので、下のアンテナとの干渉を防ぐため
21MHz用先端エレメントは取り付けずに
使用します。ダイポールよりは気持ちゲインがあり、F/B比も僅かながら取れるという簡単なものですが、それでも現状よりは
良くなると思い(期待して)ます。
50MHzもこのアンテナが使えるので、最上部の 50-144-430MHzの GPを降ろし、代わりに一時退役していた、クッシュクラフトの
55-J(144-430MHz 各バンド 5エレシングルという可愛いらしいデュアルバンダー)を復帰させることにしました。
10MHzのみは、残念ながら CD78+チューナーのままという事ですが、あまり本腰を入れているバンドでもないので、これで良しと
しましょう。3Y0、VU7、N8Sなんかもこれで出来ちゃってますし・・・・。
連休を利用して、上記のアンテナ交換工事を行いました。HX52B、性能は(たかだか短縮の
2エレですから、余り期待していた訳でもないので)
まずまずです。各バンドともサイド(真横ですけど)はスパッと切れますし、F/B比も
Sにして 3〜5位はとれています。帯域も 28MHzの
共振点がバンド下端と29MHz付近にあり(位相給電なので二つある?)SSBで常用するあたりがちょっと高くなってしまっていますが、まあ
実用域です。他のバンドは全く問題ありません。飛びの方もまずまずといったところです。
このアンテナ、前後にブームと反射器、導波器を追加して、28/50MHz(21もですが、私の場合使わないので)を
4エレ仕様にも出来るよう
なので、そのうちグレードアップするかも知れません。心配していた既存のアンテナへの干渉、影響もの無いようです。
(後日、4エレ仕様にグレードアップしました。コンディションが悪いのであまりQSOしていないせいもありますが、それほど
ゲインはアップした感じはしません。
パターンは多少鋭くなった気はします。気のせいか、18/24MHzの耳が少し悪くなってしまったような気が・・・・・・)
【TICリングロータのちょっとしたトラブル】このリングロータはリングの内側のギアに噛み合う小型のモーターユニットを2個使用
しており、そのうち1個に方位検出用のポテンショメータが内蔵されており、コントローラのプリセットVR位置と差動する事により
方向を定めるようになっています。(コントローラはプリセットVR+スタートボタン+方向表示ディスプレイのみで手動の左右回転SWは
ありません)
先日DXを受信中に、どうもアンテナを向けているはずの方向と実際のビーム方向がずれているような気がして、アンテナを見上げて
みると、見事に90度ほどズレてしまっています。適当に左右に振ってみたりしていたら、そのうち段々と可動範囲が狭くなり、方向表示
ディスプレイもパラパラと目茶苦茶な数字を示すようになり、遂にはある方向を向いたまま動かなく(実際には、スタートボタンを押すと
モータはガラガラと身震いし、ディスプレイの数字もパラパラと目まぐるしく変化する状態けれど回らない状態)なってしまいました。
コントローラ側でケーブルを外し、モーター側のポテンショメータに繋がっている
3線の抵抗値をはかってみると、明らかに異常。
モーターユニットの中のポテンショメータが壊れてしまったようです。考えてみれば「回らなくなった」というのは、ラッキーなこと
だったのでしょう。このローター、機械的な回転リミットスイッチは装備していないので、下手すれば、気が付かないうちにずっと
回りっぱなしになって、ケーブルその他に甚大な損害を与えたかも知れなかったからです。
さて、どうしたものかとタワーに登っては見たものの、モーターユニットを自分で外し分解するのもちょっと厄介そうなので、購入、
工事を依頼した FTI社に修理を依頼。結局中身のポテンショメータを米国製造元より送ってもらい交換してみるという事になりました。
かなり時間がかかりそうなので、とりあえず部品が来るまではモーターユニットはそのままにしておく事に。
モーターは生きているので、方向指示の事を考えなければ直接電気を流してやれば使用は出来るのですが、コントローラに手動ボタンが
ありませんので、別途 DC24V電源を用意し、正転、逆転の極性を考えて、わに口クリップで接続して回すことにしました。
もちろん方向指示がありませんので、窓から身を乗り出し、目視でアンテナの方向を確認しながらです。馴れると「何秒あたり何度」と
いうのが判ってきたので、今度は時計の秒針と睨めっこしながら回しました。もちろん後で「目視確認」は必ずしていましたが。
その後、米国から FTI社に部品が届くまで 3ケ月弱、更に一度モーターユニットを取り外して持ち帰り、部品交換後復帰するまで
1ケ月
かかりましたので、約 4ケ月は「電源直結・目視確認」で使用していたことになります。やはり輸入品、しかも国内であまり使われていない
モノとなると、トラブった時の対処が大変だということを痛感した次第です。
TICリングロータ、またまたトラブル発生!前日クランクダウンする前に、下段アンテナを所定の位置まで戻す時は、正常に回転
していたのだが、朝クランクアップしてから回そうとしたら、挙動が変。そのうち方方向にしか回らなくなり最後は両方向とも回転不能に。
コントローラ部分で配線を外しテスターであたってみたところ今回は、ポテンショメータは正常の模様。モータに電圧をかけると正・逆転
方向とも電流は流れるが、モータが回らない状況に陥った。とりあえず FTIに連絡、作業は出来ないが状況把握だけでもという事で、F社長
が来てくれた。電圧をかけるとタワー上のモータは一瞬回ろうとするが、どこかがロックしているようで、その後は唸るのみで、電流を見ると
かなりの過負荷になっている模様。アンテナ自体やローターのリング部分等、見えるところで何かが引っかかっている様子は無いので
モーターユニット内部の一次減速ギアあたりがいかれたのかも知れない。
一旦モータユニットを取り外して様子を見ないといけないので、もう一度何人かで来てもらうという事で、現在連絡待ちの状態です。
約 2ケ月ほど経ち、ようやくモーターユニットを引き取りに来ていただきました。(私が使っているものは、モーターユニットを
2個使用
しているモデル)幸い方位検出用ポテンショメーターが内蔵されていない方のユニットが故障していたようで、現在モーター
1個の
状態ですが、とりあえず仮復旧しています。回転トルクも通常の使用では問題ないようです。もちろん
2個の方が回転トルク、ブレーキ力
とも 2倍になりますから安心なのはいうまでもありませんが。
FTIにて分解されたモーターユニット。ギア機構は無事で、どうもモーター内部のレアショートらしく、モーター単体でも回らないとのこと。
米国製造元に、交換部品入手について問い合わせ中。その後の顛末については、次項参照。
2008年2月頃:低気圧の通過に伴う強風で、ローテータマストクランプ位置でスリップによる若干の方向ずれ(20度程)発生。とりあえず
コントローラの針の位置をずらす事でお茶を濁す。
2008年3月頃:マストの方向ずれが若干増す。(更に10度程)Vベルトの張りがまた弱くなってきたようなので二度目の張り調整を行う。
モータ台の位置を上げて張りを調整するのだが、そろそろ限界。
2008年5月上旬:突然上昇、下降とも一瞬モータが回るだけで動かなくなる。タワー根元のコントロールボックスにて手動で動かすと問題ない。
よく見るとウインチ部分に付けられている高さ検出用のロータリーエンコーダが回っていなかった。FTIに問い合わせたところ、エン
コーダの軸の固着かもしれないとの事で、指示通りいったんエンコーダを取り外したらまさにその通り。
CRCを何度も吹きかけながら
グリグリやっていたら、スムーズに回るようになったので再度取り付け、問題なく動作する事を確認。
2008年5月下旬:ロータリーエンコーダ交換等のため FTIに来てもらい、ついでにマスト方向の修正、タワーの全体的な点検をお願いした。
エンコーダに関しては、現状で動作しているのでそのまま使う事に。保守用として新品を一個置いていってもらった。Vベルトは張り調整
2回程でほぼ寿命(そのためにモータ台の調整代を、あえて少なくしているとの事)が近いとの事で、新品に交換。非常に音が静かに
なりました。タワー本体は各部の若干のグリスアップとジンクスプレー補修で特に問題無し。引き下げワイヤのプーリー1個の軸が固着
気味だったので修正してもらう。
2008年8月初旬:TICリングロータ、またまたトラブル発生!今度は,モータ内のギア機構がいかれた可能性あり。とりあえず原因究明・修理待ちの
状況です。
それと前後して、タワー最高位に近い(28m〜32mあたり)で上昇時(下降時にも若干音は出るが)にデカい音が出るようになった。
どこかがこすれている音が、タワー全体に共鳴しているようで「ウワァ〜ン」というような音。上空でサイレンを鳴らしている感じに近いので
夜中はちょっと躊躇してしまう。雨降りの時はあまり気にならないので、単なるグリス切れかも知れないが、プーリー齧っていたりしたら
大変なので、早急に点検が必要。上記リングロータの件とあわせて
FTIに依頼し。翌日すぐに F社長自ら様子を見に来ていただいたが、
2個付いているモーターユニットのどちらかの内部(ギヤード・モーターになっている)に問題がある様子。一人なので本格的作業は出来ず、
後日モーターユニットを取り外しに来ることに。
2008年10月初旬:ようやくリングロータの故障したモーターユニットを取り外す。幸い方位検出機構の組み込まれていない方のユニットが
故障していたようで、モーター 1個のみで、とりあえず仮復旧。
タワーのグリスが一ケ所のみ赤錆び色に変色(通常は黒灰色の汚れのみ)している部分があるので、やはりどこか擦れているのかもしれない。
次回、モーターユニットを取付に来るときに、タワー摺動部に関しても点検補修をお願いする予定。
2009年2月初旬:ようやくモーターアッセンブリー取り付け工事。12月末にはFTIに米国より品物は到着していたようなのだが・・・・
方位検出部も組み込まれていない方のモーターなので、取付は特に問題なく終了し、完全復旧。回転音は以前より格段に静かになっています。
以前かなり「ガラガラ」音が出ていたのは、モーターのレアショートだけでなくギヤ機構もだいぶ傷んでいたのかも知れません。
タワー上昇時の異音については、最高位に近くなると相変わらず発生するし、止めたあとでも「コンコン・・、コン」と嫌な音が不規則に
発生しているので点検してもらったが、目視ではプーリーの異常やタワー摺動部の異状は特に無し。ただメインのワイヤが、不規則にねじれた
ように波打っている事が判明。原因は判らないが素人目にもヤバそうな状態。ちょっと様子を見てひどくなるようだったらワイヤー交換を考えた
方が良いとのこと。マスト、アンテナ、モーター等含めた総積載重量は、かなりになりますからワイヤにもかなりの負担が掛かっていたのかも
知れません。
2009年4月下旬:ついにワイヤを交換することに。ついでに全体の点検とグリスアップ等もお願いする。すべての異音は、今のところ解消して
います。「ウワァ〜ン」という音は、ワイヤが波打っていたためプーリーと擦れて発生していたのかも知れません。「コンコン・・、コン」と
いう音も、波打ったワイヤにテンションがかかり多少元に戻ろうとして出ていた音だったのかも知れません。とりあえず、これで一安心です。
約2年半、ほぼ毎日上げ下げしていましたから、交換時期としては決して早すぎないとは思いますしね。今回のワイヤ代+工賃及び今まで何度
かのグリスアップ工事代を単純に月割りにしてみると、3,500円/月程度ですから、これだけの規模の工作物のメンテナンス費用としてはさほど
高額なものではありませんね。
2009年9月初旬:またまたリングローター故障!!! どうもビーム方向がおかしい?と思ってアンテナを目視すると指示とずれている。
左右回転テストをしてみると、片方向に回りにくいようで、様子を見ながら左右回転を繰り返していたら北西方向で止まったまま
ついに動かなくなった。この位置だと、タワーを下まで降ろしたとき干渉して(安全な定位置は真東プラスマイナス45度くらい)
ちょっとマズい事になるので、FTIに緊急作業を依頼。忙しい中、3日後に工事に来てもらいとりあえず故障した方のモータ(今度は
ポテンショメータの組み込まれた方)の取り外しをしてもらう。ギアが破損してロックしてしまっている模様。同じトラブルが他の現場
でも発生し、困っているとの事。USのメーカーは、なかなか連絡が取れず費用的な点でも対処が難しいので、国内で代替パーツを探す
方向で対処するとの事。一応片方のモータユニットは生きているのでDC24V直結で極性を変える事により緊急時に左右回転は可能。
方向指示用ポテンショの組み込まれていない方なので、コントローラの接続は不可。目視で方向を確かめながら回すということです。
また、ブレーキトルクが不足するので強風時は若干回されてしまいます。
2009年12月下旬: FTIより、ようやくモータ修理が完了したので取り付け工事にくるとの連絡あり。年末で忙しい事もあり、私は立ち
合えないのが、不在でもに工事は出来るので、早速来てもらうよう依頼。かなり遅くまで作業をしていたようだが、うまく動作しないとの
ことで、一度持ち帰って再検討するとの電話あり。よって故障のまま年越しする事に。
2010年8月初旬:最初の頃、何度か風に煽られてたスタックケーブルがタワーの一部に引っ掛かっているのを気付かずにクランクアップ
してしまい、ケーブル切断というトラブルが何度かありましたが、その後常に気をつけるようにしたおかげで2年半以上、同様のトラブルは
起こさずに過ごしていました。この日はちょっと油断していたのでしょうか? 強風で自動降下したタワーを、帰宅後、何も考えずにリモートで
アップ。リングロータは壊れたままなので、基本的に上段のアンテナのみの運用なので気付かなかったのですが、翌朝外に出て、ちょっと
れたところからタワーを見ると、何やら変なところにケーブルが垂れ下がっている?? やっちゃいました! 風でスタックケーブルがガイド
アームに絡み付いたままの状態で上げたため、見事に切れました。早速 FTIに復旧工事を依頼。
2010年8月中旬:FTIより工事日の連絡あり。夏(と不景気で)で本業が暇なこともあり、今回は朝から半日私も立ち会える事に。
ケーブル補修と同時に、ようやく出来上がった TICロングロータのモーターユニット取り付けもしてもらえる事になりました。
国産品ギアードモーターを組み込んだ自信作(?)の様です。オリジナルとギア比が若干違うとの事で同期を取るためにもう一方の
モーターユニットも同時に交換。今度はばっちり直りました!!! 今後は、故障時の対応も迅速になることでしょう。いや、その前に
「信頼の国産モーター」だから、故障しないといいんですけどね。ほぼ1年ぶりの復旧です。このリングロータ、取り付け時から今まで、
もしかしたら、正常動作している期間よりも、故障している期間の方が長かったかも知れません!!
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電波障害に関して・・・
インターフェアに関しては、幸いこの地域は六本木ヒルズ建設時に、ビル影難視聴対策としてすべて無料のケーブルTVが
各戸に引き込まれているので、アナログTVに対する TVIはまず発生しません。変更検査時に隣接周囲8軒(内
3軒は集合住宅のため、各一戸を
無作為抽出)の障害調査をしましたが、TVI、BCI、その他オーディオ、電話等への混入、障害はありませんでした。
電話に関しては、NTTの技術者によりお約束の LFT、HFT、ラインフィルタ等挿入でほぼ解決。極く低レベルでの混入は残ったが
NTTの
通話品質(雑音レベル基準)では OKということで納得していただく。
ラジカセは大阪 S社製で、AM放送受信時のみ「混変調」で音声が混入するもの。S社では「仕様」ということで、「返品・返金」には
応じるが個別の対策は出来ないとのこと。まあ、価格を考えれば致し方ない事なのかも知れませんが。仕方がないので、代替機を先方にお貸しし、
その間にこちらで出来る対策を考えることに。結局ラジオ受信用ワンチップ
ICのAM受信入力のピンに(LPF的効果をねらって)バイパス
コンデンサを付けることで解決。S社技術の方にも連絡をとったところ、S社でも実際に検証してくださり、その方法で
OK(コンデンサは
基板にしっかり接着固定する様に、AM帯での感度低下を引き起こすので、コンデンサの容量は必要最小限にといわれた)とのこと。
因みに、このお宅の棟続きのお宅では、テレビ、ラジオ、電話、オーディオ等まったく混入は無いとの事でした。
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(おまけ1)
IC-7000 + IC-PW1運用時のレベル調整。
当初 IC-7000からフルキャリアを出した状態(PO=100%)で、出力 1KWちょうど、IC-PW1の
ALC ADJメーターが
センターを指すように IC-PW1背面パネルのALCレベル調整 VRを調整し、IC-7000の出力は
PO=100%、MIC=50%、
COPM LEVEL=5〜6(COMP LEVELメーターが音声ピークでわずか振れる程度)、ALCレベルメーターは、赤の範囲に突入しない
程度で使っていましたが、「音が汚い」、「ピークで潰れている」、「広がっている」等々のレポート(やら文句やら・・)を
だいぶいただいてしまいました。(UA局から「Distorted」と言われたのは、ちょっとショックでした)
そこで、他の受信機でモニタしながら「了解度の良い、トークパワーの大きい、サイドの広がらない」レベルを探ってみることに
しました。モニタ受信機は別電源にして受信アンテナはダミーロード付近に短いリード線を近付けます。こうしないと「エキ
サイタからのみの電波」をモニタする事になりかねません。
まず、IC-PW1の調整。背面のALC VRを絞り切って、エキサイタからドライブするキャリアを徐々に増加してゆきます。
出力が 1.1KWになったところで止め、そのままの状態で ALC VRを出力が 1KWちょうどなるギリギリのポイントまで回します。
その後、エキサイタのパワーをフルに上げても出力が 1KWを超えないことを確認して、IC-PW1側の調整は終わり。
次に IC-7000側ですがフルキャリアを出した状態から、IC-PW1の出力が 1KWから下がり始めるギリギリのポイントまで
出力を下げてゆきます。私の場合 PO=40〜45%あたりでした。この状態で運用すれば、ALCがかかり過ぎて(エキサイタ、リニア
アンプとも最大出力までまだ余裕があるにも係わらず)音声のピークでとんでもない音になる現象は避けられます。
あとは、マイクゲインとコンプレッションレベルの調整。コンプレッサーをオンにして運用するときはマイクゲインは、
MIC=30%(デフォルトは 50%)程度まで下げた方が良いようです。
コンプレッサーは COMP LEVEL=4〜5(デフォルトは 5)くらいが良いようです。
この状態だと COPM LEVELのメーターは全く振れませんが、モニタしてみるとコンプレッサ
ON/OFFではかなり「声の大きさ」に
違いが出ます。且つバックグラウンドノイズがうるさいという事もありません。ALCメーターは適正ゾーンの真ん中あたりまで
時々振れるくらいでしょうか。
因みに送信音声帯域(TBW)はWideから Lo側を 100Hzだけカット(Hi側はそのまま)の設定にしていますが、これがDX向けには
一番良いようです。
これで、ようやくDX局から「Good Moduration」とか「Nice
Audio」とかいわれるようになりました。もちろん「HiFi」という
意味ではないはずですが、私の目指している「無線の音」には、少し近付けたような気がします。
「肝」は、エキサイタのパワーをリニアアンプからの ALC電圧が発生しないレベル(IC-7000の場合は
PO=40〜45%)まで落とす事と、
マイクゲインは低めにして、若干のコンプレッションをかける事ですね。
(おまけ2)
私は、パソコンは「Macintosh」を使っているわけで「Windows」とやらは使ったことも触ったこともありません。
(本家のページを見ればお解りですよね)
ところが、ハム用のロギングソフトは Windows用のものは数あれど、Mac用のものは全くといってよい程見かけません。
そこで、私が公私とも愛用(というか、無くてはならない)データベースソフト“FileMaker
Pro”を使って
作ってみました。サンプルはこちら。
これが基本の画面。
基本的に JSTベースで、入力も(通常は自動入力)JSTで行いますが、[UTC]
ボタンを押せば UTC表示になります。日付も自動計算されます。
[NEW] で、新しい空白行が追加されるので、ワッチしながら適当に入れて行きます。
交信が成立した次点で [START] TIME ボタンを押せば時刻が記録されます。交信終了は
[END] ボタンです。実際に交信しなかったレコードは、[DELETE] ボタンで
一つずつ削除するか、[CLEAR] ボタンでまとめて削除します。
[Dup Data] ボタンは、RSTレポート、モード、周波数を直前のレコードからコピーします。この機能は、意外と便利です。
過去の同一局との交信チェックは [FIND] ボタンで新たにコールサインを入れて検索、[ADD]
ボタンで同一コールの新しいレコードを追加することが出来ます。
すでにコールを入力してあるレコードでは、[CHECK] ボタンで同一局が出来ます。
[RETUEN] ボタンを押せば、どの状態からでも通常表示(初期)状態で最後の(最新の)レコードを一番下に表示します。
その他
[QRZ.com] ボタンでインターネットブラウザに、現在選択している局の情報を表示させることが出来ます。
[B/U] ボタンはバックアップ用ファイルを作成します。
[CARD] ボタンは、カード型画面への切り替えです。
プリフィックスの「1文字」「2文字」「3文字」をキーに、別ファイル2種(一つは国際呼出符号と国名の表、もう一つはDXCCエンティティ、東京からの
方位、距離の表)を参照し
該当データを表示させています。コールサインの構成により、プリフィックスの1〜3文字目までのどの部分で国名、エンティティ等を判別するのかが異なって
くるので、
とりあえず
3種のデータを全部表示させることにしちゃいました。コールサインによっては、いくつか異なったデータが表示されることがありますが、そのへんは
頭で(人力で)判断するようにしています。
こちらはカード型の画面。作っては見たものの、私はあまり使いません。MEMO欄はある一つのレポートに対してのものではなく、常に同一のものが表示され
るように
してあるので、ワッチ中のメモに使えます。一杯になったらその都度消して使います。
その他、QSLカード印刷フォーム、リスト印刷フォームなども一応付けました。
私の用途から、DX QSO向きに作りましたが、レイアウト、スクリプト、リレーション等変更工夫すれば国内
QSO用にも容易に改造できると思います。
何時でも好きなように改造、発展できるのが FileMaker
Proの良さ(素晴らしさ)なので、これからも、もっと使い易くするべく発展改良を加えてゆこうと
思っています。
こんな、どうでも良いようなファイルですが、お目に留まった方でお使いになりたい方は、勝手に使っていただいて結構です。
参考までに各スクリプトで使用するため保持するソート条件は「作成日:昇順」「作成時刻:昇順」検索条件は「DATE_JSTが[=](空白のもの)を検
索」です。
因みに、FileMakerProのバージョンは、5.0で作ってありますので、7.0以上で使用する場合は、ファイル形式の変換が必要です。
もっとも、これは上位バージョンでファイルを開いたとき、ファイル形式が古ければ、変換を促すダイアログが出るので、
それに従って変換すれば OKです。リレーションしているファイルのファイル名を見失わないように注意は必要ですが。
OS9上の FMP 5.0、OS X上での FMP 6.0で正常に動作することは確認済です。
当然ながら、FileMaker 本体(アプリケーション)が無ければ、動作しません。OS
X専用となりますが、FMPの最新バージョンではランタイム版も
生成できるようですが・・・。
(後日記)その後も、日々使いながら改良、進化しています。コンテスト用スクリプトも作りましたが、とりあえず使い物になっています。
使い勝手の悪いところは、その場で直せるのは、やはり FileMakerProの良さだと思います。
(更に後日記)その後も、日々進化、改良を重ねています。現在、常用 OSは
OS X 10.4(Tiger)で FM Pro 6を使っています。
QRZ.COMの CD-ROMを入手したので、そこから取り込んだ CallBookのデータで別ファイルを作り、それを参照しLOG
BOOKウィンドウ内に
名前や住所のデータを表示させるようにしました。この別ファイルのウィンドウも常に表示させておくと、コールサインの一部しか
コピーできないときなどパーシャルで検索してみて、検索結果の内容から大体の見当をつけることも出来るので便利です。
今後の課題は、DXCCエンティティの判定を、もう少し正確に出来るようにした上で、バンド、モード毎の集計が出来るようにする事と、無線機から
周波数、モードデータを取り込んで自動入力出来るようにすることくらいですかね。
またちょっとだけ、進化いたしまして、「CHECK」ボタンを押すと、同一局との今までの交信記録が別ウィンドウで開くようにいたしました。完全一
致、もしくは
前方一致で該当コールサインをリスト表示します。以前の「CHECK」ボタンだと同一ウィンドウ内で検索結果リストに切り替わってしまっていたので、パイ
ルを
捌きながらとか、コンテスト時の重複チェックなどではいちいち行ったり来たりしなくてはならず、不便だったのが解消されました。これは一時的に検索結果の
別ファイルを作って、それを表示させるようにしてあります。以前の「CHECK」ボタンも、それなりに使いみちはあるので、「CHECK2」と名称を変更
して、
残してあります。同様にCALL
BOOKデータベースファイルも「DB」ボタンでログに入力中のコールサインで自動検索するように仕組んでみましたが、イマイチ
動作がおかしいことがあるので、もう少し考えてみる必要がありそうです。これらの進化に伴い、若干ボタン位置などを変更いたしました。
上記の最新版(FM Pro 5〜6、OS X 対応)のサ ンプルファイルはこちら・・・。画面イメージは、こちらです。
この LOGBOOKに関して、興味のある方、質問等ありましたら、私宛てメールでもいただければと思います。